鼎談「現代社会と顕彰能」

  • 観世清和

    二十六世観世宗家

  • 三村明夫

    日本製鉄株式会社名誉会長

    東京商工会議所名誉会頭

  • 樺山紘一

    渋沢栄一記念財団理事長

    東京大学名誉教授

  • 越野充博

    東京商工会議所北支部会長

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顕彰能 青淵

〈解説〉  令和六年、「日本資本主義の父」と言われる実業家で、幅広い社会活動を展開した事でも知られる渋沢栄一翁が、新しく発行された一万円札の顔となった。渋沢翁が、晩年を過ごした邸宅があった東京・北区の飛鳥山では、地元の人々により、長年にわたり「飛鳥山薪能」が開催されて来た。開催を担って来た「飛鳥山薪能実行委員会」は、新一万札の発行を契機とし、名著『論語と算盤』に象徴される渋沢翁の思想を世に知らしめるため顕彰能の制作を企図した。観世清和の監修、野村萬斎の狂言監修のもと、中村雅之の作に、梅若紀彰が節付、亀井広忠が作調。令和七年九月二十九日、観世能楽堂において、観世三郎太のシテで、初演された。曲名の「青淵」は、渋沢翁の雅号に因んだ。曲の舞台は、静岡に始まり、東京・王子へと移る。曲中には、王子に因む、新作の小舞二曲と語りが入る。いずれも狂言方が演じる。小舞の一つは、飛鳥山の花見の華やかな情景を描いた「飛鳥山」。もう一つは、地元に伝わる伝説をもととした「王子の狐火」。さらに、江戸幕府の八代将軍・徳川吉宗によって飛鳥山が花見の名所になった故事を語る。その他にも、詞章には、王子ゆかりの言葉がちりばめられている。 〈あらすじ〉 大政奉還」の後、一藩主となった徳川家が下った静岡で、株式会社の原型である「商法会所」を立ち上げて~ ~(作者記)

青淵ストーリー

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演者紹介

■シテ方

観世三郎太、山階弥右衛門、梅若紀彰、武田尚浩、山崎正道、角当直隆、山中迓晶、角幸二郎、清水義也、谷本健吾、坂口貴信、川口晃平、関根祥丸、久田勘吉郎

■ワキ方

福王和幸

■囃子方

松田弘之、飯田清一、亀井広忠、林雄一郎

■狂言方

石田幸雄、野村太一郎、石田淡朗

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